2階建て3Dプリンター住宅が建ちました。ドイツのベックム(ノルトライン=ヴェストファーレン州)の3Dプリント住宅を紹介します。
3Dプリント住宅の概要
ベックムの3Dプリント住宅は、建築事務所Mense-Korte ingenieure + architektenによって設計されました。この二階建ての建物は、延床面積160平方メートルを有し、1階にはリビングルーム、ダイニングエリア、中央に暖炉が配置されています。2階には3つの独立したベッドルームと3つのバスルームがあり、家族やゲストの利用に対応しています。建設全体は3Dプリンターによって行われ、完成までに1年未満という短期間で仕上げられました。
持続可能性とエネルギー効率
この住宅は、持続可能性とエネルギー効率を重視して設計されています。建築資材にはリサイクル可能な材料が使用され、ドイツのクレジット機関KfWが定める高いエネルギー効率基準を満たしています。また、統合型の換気システムにより各部屋に新鮮な空気を供給し、天井裏に設置された暖房マットは、空気熱ポンプによって温度調整が行われます。さらに、独自の温水貯蔵システムも備えています。
スマート技術の導入
この3Dプリント住宅には、Gira社のスマート技術が組み込まれています。例えば、屋外用コンセントは防水仕様で、庭の機器やその他の電化製品にスタイリッシュな電源供給を提供します。これにより、住民は最新のスマートホーム技術の利便性を享受できます。
英国における同様の取り組み
一方、英国でも3Dプリント技術を活用した住宅建設が進んでいます。アクリントンでは、46戸の手頃な価格のネットゼロカーボン住宅を提供するプロジェクトが進行中です。このプロジェクトは、Building for Humanityという非営利の住宅提供者によって推進されており、3D建設印刷技術を活用して、労働コストを30%削減し、現場での作業時間を最大50%短縮し、廃棄物を60%削減することを目指しています。
3Dプリント技術の未来
3Dプリント技術は、建築業界において持続可能で効率的な建設手法としての可能性を秘めています。ドイツや英国での事例は、この技術が将来の住宅建設において重要な役割を果たすことを示しています。今後、さらなる技術革新と普及により、より多くの人々がこの新しい建設手法の恩恵を受けることが期待されています。
記事引用元:https://www.gira.com/uk/en/g-pulse-magazine/building/3d-house-germany
